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    2018年10月25日

    S. Arroyo, Relationships & Life Cycle [レビュー]

    洋書の西洋占星術専門書のレヴューです。
    今回はStephen Arooyoの著作
    Relationships & Life Cycleについて。
    DRCS刊、初版は1979年、第二版が1993年。

    タイトルからわかるとおり
    占星術で見る相性と運勢についての解説書です。

    人間関係・相性と運勢のそれぞれが
    ひととおりネイタルチャートを
    読めるようになった人にとっては
    次にとりかかりたいテーマですが
    この本ではその両方をあつかっています。
    分量としては人間関係・相性の部分が
    全体の3分の2超となっています。

    著者によるセミーナーが元になっている著作で
    セミナーの現場の聴衆からの
    Q&Aが随所に入っていてそこで
    とても実際的な情報が開示されています。

    全部で5章立てで・・・
    1:個人における人間関係の素質
    2:チャート対照(シナストリー)の技法
    3:チャート対照におけるハウス
    4:トランジットの理解
    5;占星術的カウンセリングに関して

    人間関係・相性については
    ほとんどもっぱら恋愛と結婚に関することを
    内容としている。

    土星は特にその人が重要視する部分なので
    その部分について用心深くなるポイント。

    金星の星座と火星の星座については
    ひととおり解説してある。
    火星については各星座について
    セックスのときのマナーなどにも言及があり。
    地の星座は義務的・奉仕的セックス
    天秤座はあまりに礼儀正しいセックスなどなど・・・。
    金星と火星に対する海王星・天王星・冥王星の
    ハードアスペクトをとりあげて解説。

    火星-天王星は欲求をストレートに表現しにくい
    それゆえに爆発する、などの心理占星学的視点。

    チャート対照では  
    太陽どおしのアスペクトからはじめて
    金星どおし・火星どおしのオポジションなど
    いくつかの配置をピックアップ。
    そして既存の相性解説書に手薄だった事項として
    こちらのハウス内の相手の星について解説。

    トランジットについては
    特に実際的な判断要素として木星と土星をあわせて
    各ハウスへのトランジットについて対比的に解説している。
    たとえば4ハウスに木星か土星がくると引越しに結びつくが
    その動機は木星の場合と土星の場合でちがってくるなど・・・。

    それから火星・木星・土星のリターン。
    木星のリターンについてはQ&Aにおいて
    それが新しいプロセスのはじまりなのか
    既存のプロセスのクライマックスなのかといった
    ことについて明言されている。
    土星どおしの7年サイクル、天王星どおしのサイクルなど。

    どちらかというと基本的な事項から
    微妙な判断に迷うような発展的事項まで
    役にたつポイントをひろいあげてスポットを当てており
    実践に役立ちそうな内容です。
    ただ、いわゆる“中年の危機”や“老年の危機”といった
    同時的複合的なトランジットの解説も期待していたのですが
    そういったことには言及はありませんでした。

    Relationships & Life Cycles: Astrological Patterns of Personal Experience
    Relationships & Life Cycles: Astrological Patterns of Personal Experience

    posted by JEEPSTAR at 18:31 | Comment(0) | *占星術本・教科書/専門書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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